私たちの考える食育事業

● テーマは「楽しい食育」。

ひとくちに食育といってもさまざまな側面があります。

たとえば栄養、安心安全、健康など、どれもとても大切なことです。食文化やエコ、マナー、しつけからの切り口もあるでしょう。このように食育の分野は多岐にわたっていますが、私たちが行う食育の前提は、「食べることは楽しいこと」です。私たちはみなさんとともに「食」を楽しみ「暮らし」を楽しみ、そして「食育」も楽しんでいきたいと考えています。 

食育関連のセミナーやイベントでは、生活者視点を大切にしたプログラムを企画。たとえば、旬の食材をとりそ材にふさわしい調理法から保存法までが学べるなど、受講者参加型の五感を刺激する内容となっています。

● 食と健康をコーディネイトします。

「健康」をテーマに、食育事業を展開しています。

私たちの体は毎日の食事からつくられています。ですから食べ物と体の関係を知ることはとても大切です。暮らしの実態や年齢に応じた情報を提供し、自分の命・健康・体を自分で守る力を育てます。生活習慣病や肥満など、今、私たちの健康をむしばむさまざまな問題が浮上しています。健康な生活を実現するために、何をどう食べるかを選択し実践する力をもつこと、それが私たちの目指す食育です。

また女性にとっては、心身ともに健康であることがインナービューティ(体の内側からきれいにする)につながります。若年層からシニア世代まで、それぞれの年代に合った食生活の提案を行っています。

● 今、求められているのは、食のリテラシー力、食生活のデザイン力です。

食に関わる情報、健康に関する情報、あらゆる情報が私たちのまわりにあふれています。だからこそ、食の基本的なことがらを理解し、情報を取捨選択し活用していく力が求められているのです。食リテラシーを磨くことが自分なりの自律的で豊かな食生活を営む力につながるはずです。

食育は子どもに対して行うものと考えられがちですが、私たちは大人にこそ必要と考えています。大人が情報に踊らされることなく、楽しみながら正しい食生活を送ることが子どもに対する食育につながるのです。

● 作り手・売り手・食べる側が三位一体となった「食育」を展開します。

生活者の願いは、おいしくて安全な食材を手に入れるということです。

それら食材は、農業や水産業・畜産業の産物です。今、多様化した社会の中で生産・流通現場はひじょうに見えにくくなってきているのが現状です。だから私たちは、生産段階から流通を経て、台所で調理し、食卓で食べるまでの一連した食育が必要であると考えています。

今、求められているのは、農業の体験をベースにした農産物の作り手・売り手と連携した食育です。生産者・販売者・消費者が一緒になって、安全でおいしい農産物を考えていける食育活動を行っています。

● 食育ファシリテーター役を担い、食育活動をサポートします。

今、食育は、保育園や幼稚園、学校などの教育の場で、畑で、レストランや販売現場で、あらゆる場所で行われようとしています。食育の取り組みを進める際には、参加者が主体的に関われるように、その雰囲気づくりから参加を促す仕掛けを設ける「食育ファシリテーター」への期待が高まっています。